関東最強のパワースポット東国三社で神々の息吹を感じる旅

関東地方で東国三社と呼ばれる鹿島神宮、香取神宮、息栖神社は、それぞれの主祭神であるタケミカヅチ、フツヌシ、アメノトリフネが天界から地上を譲るように迫る「国譲り」の神話に由来しています。

関東以北の人は伊勢に参宮したのち、禊ぎの「下三宮巡り」と称してこの三社を参拝し、多くの人々に親しまれていました。現代でも、人生の節目や大切な決断を支える場所として再び注目を集めています。2000年以上の歴史を持つこれらの神社は、訪れる人に深い安らぎと力を与えてくれる特別な場所です。

この三社を巡る旅は、日本神話の歴史や神々の息吹を体感できる貴重な体験です。それぞれの神社が持つ独自の魅力や自然豊かな境内を通じて、神々の存在を身近に感じることができます。今回は、実際に現地を訪れた視点で東国三社巡りの魅力をお伝えします。

鹿島神宮:剣の神様が宿る、悠久の歴史を持つ神宮

まずは茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮から。創建は紀元前660年とされ、日本最古の神社のひとつです。主祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)で、剣の神様として知られています。武甕槌大神は、国譲り神話において大国主命を説得した勇猛な神です。

境内の見どころ

鹿島神宮に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが朱塗りの「楼門」。この門は江戸時代初期に建てられ、重要文化財に指定されています。楼門を抜けた先には広がる神聖な森。参道を歩くだけで心が洗われるようです。

さらに進むと、日本で唯一の「要石」が見られます。この石は地震を引き起こす大鯰を押さえつけているとされ、地震除けのご利益があると言われています。近くには神秘的な鹿島神宮の奥宮や、澄んだ水を湛える御手洗池も。御手洗池の水は涌き出る神聖な水で、古代より禊(みそぎ)の場として使われてきました。


鹿島神宮は次回のブログで詳しく記事にしますね

香取神宮:武の神を祀る、格式高い神社

次に訪れたのは千葉県香取市にある香取神宮。創建は鹿島神宮と同じく紀元前660年で、関東地方で最も重要な神社のひとつです。主祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)で、武甕槌大神と共に国譲り神話に登場する武の神です。

境内の見どころ

香取神宮の社殿は朱塗りの美しい建築で、その格式高さに圧倒されます。参道を歩くと、神聖な雰囲気が漂い、背筋が自然と伸びる感覚に。

香取神宮の見どころは「香取の森」。古くからの木々が生い茂り、自然と一体となった空間は訪れる人々を癒します。また、鹿島神宮の要石と対になる「要石」もここで見られます。両社の要石が地中で繋がっているという伝説もあり、神秘的なつながりを感じられます。

前回と前々回の記事で詳しく書いています
香取神宮
香取神宮奥の宮

 

息栖神社:水の神を祀る、隠れた名所

最後に向かったのは茨城県神栖市にある息栖神社。主祭神は久那戸神(くなどのかみ)で、道や境界を守護する神様として信仰されています。また、配祀神として水神である岐神(くなどのかみ)が祀られており、水の神様としても知られています。

茨城県と千葉県の県境に位置するこの地域は、水郷と呼ばれる豊かな自然が広がるエリアです。利根川、常陸利根川、霞ヶ浦、北浦などの美しい水辺が点在し、どこか懐かしい情緒を感じさせてくれます。この地域では、かつて利根川の舟運が重要な交通手段として利用され、物資の輸送だけでなく旅人の移動にも大きく役立っていました。

中でも息栖河岸は、東国三社巡りをする参拝者や、下利根川周辺を訪れる観光客で大いに賑わった場所です。当時、この河岸から出航していた「木下茶船」(きおろしちゃぶね)と呼ばれる船は、乗合船や遊覧船として人気があり、江戸時代中期には毎日12隻ほどが運航されていたといいます。一年間で約1万7千人もの人々がこの船を利用していたそうです。

また、息栖神社の近くにある男甕・女甕の「忍潮井」は、神社とともに特に有名な霊水で、伊勢の明星井、山城の直井と並び、日本三霊水のひとつとされています。この霊水は「神聖な水」として多くの人々に知られ、参拝客の心を癒しながら、特別な存在感を放っています。

訪れるたびに新しい発見と感動がある「東国三社巡り」。歴史や自然に触れながら、心をリフレッシュできる素敵な旅になること間違いありません。

境内の見どころ

息栖神社の特徴はその静けさと荘厳さです。参道には「常陸川水門」があり、水と密接に関わる神社であることが伝わってきます。

境内に佇む「力石」も見逃せません。これは古代の人々が力試しに用いたとされる石で、願い事を込めて持ち上げるとご利益があると言われています。また、社殿近くには鳥居に掛かる「逆さ狛犬」があり、珍しい構造が話題です。

 

東国三社巡りの楽しみ方

この三社を巡る順番に決まりはありませんが、鹿島神宮から始めるのが一般的です。車での移動が便利ですが、公共交通機関を利用する場合でもそれぞれの神社はアクセス可能です。

参拝後には、地元グルメも楽しみの一つです。鹿島神宮周辺ではしらす丼や常陸牛、香取神宮ではお団子や甘酒、息栖神社では新鮮な海産物を堪能できます。

 

初心者へのアドバイス

東国三社巡りは初心者でも気軽に挑戦できます。事前に各神社の歴史や由緒を調べておくと、より深く楽しめます。また、御朱印集めもおすすめです。それぞれの神社で異なるデザインの御朱印を手に入れることができ、旅の記念になります。

3社を巡らないと完成しないというお守りがあります。その名も「東国三社守」
これはご利益ありそうですね。ぜひゲットしたいお守りです

 

まとめ

東国三社巡りは、歴史や神話、自然を通じて神々の存在を感じられる旅です。それぞれの神社に流れる静かな時間の中で、日常を忘れ、心をリフレッシュするひとときを過ごせるでしょう。ぜひ訪れて、神々の息吹を感じる旅を楽しんでください。